@コンクリート打放しの建築
私の事務所でも木造・鉄骨造等の建築を手がけていますが、あえてコンクリート打放しにこだわりたい。というのもコンクリ
ート打放しには、他の仕上材にはない繊細かつ強靭な表情があるからです。天候・時間に対してもさまざまに変化します。
晴れた日には美しいばかりの表情を見せ、又雨の日には悲しい表情を見せているかのようでもあります。
無駄な化粧をしないことで、その場所に静かにたたずみます。しかし存在感はしっかりとある、そんな建築となっているので
す。素材を生かすといった意味では、型枠コンクリートブロック造にも同じような魅力があるでしょう。
いずれにせよ、どんな構造に対しても、なるべく素材を生かした建築を考えています。
コンクリートの建築の住み心地の点の他、技術的な面に関して何も言ってませんが、それはきちんと施工すれば何も問題はあ
りません。ここでは表示してませんが、細かい説明を聞きたい方は直接お聞き下さい。
いずれにせよ、その監理がやはり重要なのです!!
A中庭・吹抜を持つ建築
中庭は、日本の住居にはまだまだあまり見られません。内に閉ざしてその空間を最大限利用しようとする建築よりは、外に語
りかける建築の形態が多いのが現状です。
しかし私は前者の形態をとり、そこに中庭を取り込みたいのです。建物内部に居ながらも外部の表情を感じられるということ
で生活は豊かなものになるのです。部屋を削ってでも取り入れたい要素です。
それと同時に吹抜も重要な意味を持ちます。吹抜があることにより、普段感じられない空間を体験することが出来るのです。
小さな建築であっても、豊かな空間は得られるということを実証できる要素でもあります。みなさん小さくても決してあきら
めないで下さい。可能性はあるのです。
Bガラスブロックの採用
みなさん、ガラスブロックをご存知ですか?内部が空洞になったガラスの箱です。このガラスの箱を用いて、壁・天井・床が
造れるのです。このガラスブロックは、透過性・防音性・断熱性などの優れた特性を持ち合わせます。
視界をさえぎりプライバシーを保ちながらも光を取り入れることができる他、複層ガラスよりも優れた断熱性をもち、地震等
の振動にも耐え得る安全性を持ちます。場所と用途に応じて使い分けて、素晴らしい空間を形成することができます。
Cシンプルな形状・ディテール
建築のコスト・耐久性を考慮した時、シンプルな形状がとても重要になってきます。その手段として、円・四角・三角等の幾
何学を組み合わせて建物を形成していきます。ただの四角い箱の中にも空間の豊かさは十分存在するのです。シンプルにすれ
ばするほど、ディテール即ち建物各部分の納まり(例えば、ドア部分だったり、防水部分だったり)は良くなり、建築全体に
多くの面でいい影響をもたらすのです。
これはとても重要で、クライアントにとっても将来的に必ずいい結果となるでしょう!!
今まで説明したことは、私が設計をしていく上でいつも念頭に置いていることです。建築の設計は最初から決まったものではありま
せん。敷地の条件・廻りの環境等によりかわります。その時その時考えていかなければならないものです。だから時間がかかるもの
なのです。クライアント一人一人に対してじっくりと腰を据えて、対応していきたいと考えてます。
例えば、自分の家を建てたいと思った時、どうしようかと迷っていたら...そんな時に、ちょっとでも
@個性的な建築(存在感はありながら、静かな建築)
Aしっかりとした強い建築(当たり前のことですが以外に難しい。今騒がれている欠陥住宅の例を考えてみて下さい)
B美しい(これが大切だと私は考えます!!)
を建てたいと思ったら、私に相談してみませんか?
私の仕事は形になって残るものです。どうぞそのお手伝いをさせて下さい。